お部屋を借りて生活されている方は、進学や就職、結婚など様々な理由でいつかその部屋を出ていかなければならない日が来る方もいらっしゃるでしょう。
何度か引っ越しをされている方であれば、お部屋を出るときの対応も慣れていらっしゃるでしょうが、初めて引っ越しをされる方であれば退去の手続きがわからない方もいるでしょう。
そんな方のために今回は、お部屋を出るとき(契約を解約するとき)のタイミングと手順についてわかりやすくご説明いたします。
目次
解約の連絡は退去予定の1~2ヶ月以上前にする!

まず、引っ越しをしなければいけないという事が決まったら、その事を連絡しなければいけません。
この連絡は一体いつ連絡すれば良いのでしょうか?
私の実感としては、1ヶ月前としているお部屋が多いと感じます。
しかし、中には2ヶ月前としているお部屋もあります。
では、1か月前なのか2か月前なのかは、何を見ればわかるのでしょうか?
答えは、お部屋を借りる時に交わした契約書「賃貸借契約書(ちんたいしゃくけいやくしょ)」に書かれています。
実際の契約書には、「本契約を解約しようとする場合は1ヶ月以上の予告期間を定めて(借りた人は)通知する…」と書かれています。
この期間が2ヶ月となっていれば2ヶ月以上前に連絡をしなければいけません。
今お部屋を借りている人は実際に契約書を見てみると良いでしょう!
解約手続きの流れ

解約したいと伝える!
解約の手順で1番初めにする事は、借りているお部屋に管理会社が付いていれば管理会社に、管理会社が付いていなければ大家さんに「解約したい」という意思を伝えましょう。
時期については、先ほどお伝えしましたが、1~2ヶ月以上前です。
正確な期間は、契約書に書いてあるので確認しましょう。
電気・ガス・水道・インターネットの解約手続きを行う
お部屋を解約すると同時に「電気・ガス・水道・インターネット」も解約しなければなりません。
電気・ガス・水道は、いつお部屋を出るのか各会社(電気なら電力会社)に電話をして伝えて下さい。
この連絡は、引っ越しの約2週間前で大丈夫です!
また、インターネットを利用されている方は、その解約も必要になります。
こちらもお使いのネット回線の会社に連絡をして忘れずに解約しましょう。
ネットの場合、回線だけでなくプロバイダの解約も必要になる場合があるので注意してください。
私が最初に引っ越しをするときには、「解約します」という意思だけ伝えて解約した気になり、引っ越し間際になって解約の手続きをしてしまいバタバタしてしまいました。
なので、できるだけ早めにできることはやっておくことをオススメします。
立ち合いによるお部屋のチェックと鍵の返却!
そして、ついに退去の日管理会社や大家さんの立ち合いのもとお部屋のチェックをします。
お部屋の状況を一緒に確認して最後に鍵を渡して終了です。
このとき、お部屋は掃除をキチンとしてできるだけキレイな形で返すと良いでしょう。
汚いまま返却すると、印象も良くありませんし、掃除すればキレイに使えるのにそのままにしてキレイな物に買い替えられると敷金が使われて返ってくるお金が減ってしまうからです。
敷金の返還
最後に敷金が返ってきて終わりです。
しかし、この敷金、お部屋を出た後すぐに返ってくる訳ではありません!
お部屋をキレイにするためのクリーニングが入るのですが、その業者の見積もりができると敷金からその見積もり額が引かれ、返金の額が決定します。
それからの返金になるので、帰ってくるのは大体2週間~1ヶ月くらいになるでしょう。
違約金がかかることがある?

違約金(いやくきん)がかかる?
違約金の意味がハッキリと分からない方でも、「かかる」となるとお金を払わないといけないというのがわかりますよね。
違約金を簡単に説明すると、契約違反をしたときにかかる罰金のようなものと思っていただければイメージしやすいでしょう。
「なんでそんな罰金みたいなものがかかるの?」
と思いますよね。
この違約金がかかるケースは、稀なのでかからない方がほとんどです。
しかし、逆を言えば「稀にある」という事なのでお伝えしておきます。
例えば、借りて1年もしないでお部屋をでるようなことがあれば違約金が発生しますよ。
というようなものです。
まあ、大家さんとしては、一度借りたら長く住んで空室を少なくしたいものです。
なので、あんまり早く出てほしくないのでこのような違約金を取る物件があります。
この違約金が発生するかどうかは、何を見てわかるかというと「契約書」です!
この契約書の「特約事項(とくやくじこう)」という所に書いてありますので、念のため必ずチェックしておきましょう!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、賃貸のお部屋を解約するときの手順と手続きの流れ、そして違約金についてわかりやすくご説明いたしました。
少しでも役立てていただければ嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。