30代と言えば、社会人になって数年、親元で何不自由なく生活できていても、あるいは会社の寮にいても、そろそろ、自分だけの城がほしくなるころですね。
仕事の責任も重くなって、夜遅く帰ることも多いでしょう。
職場と家が遠ければ疲れるし、家族にも気を使います。
と言っても、いきなりマンションや一戸建てを購入する方は少ないでしょう。
30代社会人男性の一人暮らしは、手始めに賃貸物件からですね。
お部屋探しの前に、予算の見積もり、何より「どんな暮らしをするのか」というイメージが必要です。
例えば、駅に近いほうがいいか、それとも健康のために歩くのは苦にならないか、飲食店があった方がいいか、静かな住宅街がいいか、コンビニやコインランドリーが必要か、車を持っている方の場合は駐車場も必要です。
男性の一人暮らしは、意外とポイントが多いのです。
ここでは、3つのポイントを中心に考えてみましょう
目次
部屋の広さは、どのくらいがちょうどいい?

「実家の部屋が6畳だったから、それでいいだろう」、とんでもありません。
生活には様々なシーンがあります。例えば食事。実家だったら、ちゃんと居間やキッチンにテーブルがありましたね。お風呂には、タオルや着替えを置くスペースが確保されていました。
それに、男30歳ともなれば、ワードローブも、ビジネススーツから礼装まで、一通りあるはず。
まだまだ、暮らしには、いろんなものが必要。こうした「雑貨」まで含めての、「広さ」と想定して下さい。
広さは、暮らしのスタイルと、持ち物で決めよう!
ほとんどの30代男性は、ベッド派でしょう。
持っているベッドを持っていくなら10畳、15㎡は欲しいところです。
これがリクライニングベッドなら、12㎡でも構いません。
「㎡」(へいべい)平米について詳しくは、こちら
これ以下だと、ベッドで部屋がいっぱいになります。ワードローブが多いなら、それなりの広さが、当然ほしいですね。
その部屋でどんな生活をするかをイメージしよう!
職場から寝に帰るだけ、ということはないですよね。
30歳男性なら、私生活も忙しいはず。
例えば、仕事を持ち込んでPC操作が多いなら、プリンターなどの周辺機器まで含めて、ある程度のスペースが欲しいですね。
食事のテーブルと共有では、仕事もはかどりません。
オーディオが趣味なら、スピーカーやアンプの置き場所も、確保したいですね。
このように、その部屋に何を持ち込むのか、「どんな暮らしをするか」で広さも違ってきます。
収納スペースがあるか、どう活用出来るか考えておこう!
独身男性の一人暮らしで、意外とネックになるのが収納スペースです!
「ベッドだから押入れはいらないな」と思う方もいらっしゃるでしょう。
でも、ただ布団の収納スペースに使うという使い道だけでなく、クローゼットや本棚にしたり、あるいはオーデイオスペースなど、活用できないか考えてみると良いでしょう。
「一人暮らしだから、そんなに荷物ないよ」と思われる方もいらっしゃるでしょうが、設置すると以外と多くなり部屋が狭く感じるものです。
また、住んでからも荷物は増える可能性があります。
なので、収納スペースは多いにこしたことはありません!
玄関、バス、トイレやキッチンと、各所に収納が確保できれば、居住スペースは小さくても狭い感じはなく、あまり不便に感じることはないでしょう。
30代社会人男性の家賃相場

家賃は、様々な要素が複雑に絡み合って設定されています。
都心からの交通の便と近さ、最寄り駅からの近さはもちろん、同じ広さでも間取りや日当たり、階数、さらに築年数などによって違います。
都内ではワンルームが約8万円台からが多い!
30代男性なら、女性ほどセキュリティや見てくれは気にしなくていいでしょう。
それでも、23区内ではワンルームが池袋だと9万円、中野だと8万円と高くなります。
また、当然ですが最寄り駅から近いほど、金額は上がります。
住宅街として環境のいい港区になると、最低でもワンルームが12万円ほどかかるようです。
都内のワンルームマンションなら、8万円程度は必要と考えておくと良いでしょう。
また、都内通勤圏で探せば少し家賃を抑えることができることもあります。
例えば、総武線「新検見川駅」付近だと約6万円程度となっています。
これが埼玉県の大宮駅近くだと、新幹線も停まるため8万円となります。
地方でも都市部の家賃は、どこもかなり高い!
東京23区が高いのは、皆さんご存知でしょう。
でも、それ以外の大都市、札幌、名古屋、大阪、福岡も、市街地は高めです。
もっと言えば、地方といえど県庁所在地は、大都市並みの家賃設定になっている所もあります。
例えば、福岡市東区の1k(ワンケー)で、6.5~約7万円となっています。
ただ、さすがに地方はお値段が高いお部屋は、広さも広くなります。
「出せる額」をしっかり算出することが大切!
家賃は毎月支払うものです。(当然ですが…)
毎回アッという間に期日が来ます。家賃の価格は収入の2~3割が妥当、と言われています。
ただ、30代独身男性と言っても、収入は20~50万円まで、幅が広いでしょう。
また、会社によっては家賃を補助してくれる所もあります。
このように、その方によって条件が様々ですが、大切なのは無理なく出せる金額はどこまでなのかをしっかり計算し決めておく事です。
部屋探しのポイント!

それでは、良いお部屋に巡り合うためのポイントをいくつかご紹介いたします。
自分の目と足で確かめる!
近頃、見取り図や写真が立体的になり、リアルな情報が手に入るようになりました。
でも、「住む」ということは、自分のお部屋だけの問題ではありません。
つまり、住んで、そこで生活していくためには、周辺の環境も重要なポイントであるという事です。
気になるお部屋が商店街にあるのか、住宅街にあるのか、どんな地域なのかを知っておくことはとても重要です。
ぜひ、一度自分の足で、最寄り駅まで歩き、周囲を実際に見て感じるようにしてください。
コンビニやコインランドリーなど、自分が必要とするものが近くにあるか確認するのがオススメです。
また、忙しくてなかなかゆっくり見ている暇がないという方には、グーグルビューを使って見ると実際に行ったように確認できます。
365日、長い周期で考える!
長い周期で考えるとは、夏に下見して涼しくて「いいね」と決めたら冬が寒かったという事や、梅雨時期に湿気がすごかった、という部屋もあります。
なので、1年365日、環境が変化することを考えて決めましょうという事です。
日当たりや通気は、季節によって違いますので、その点も踏まえたお部屋選びをすると良いでしょう!
契約条項を見せてもらう!
近頃、「ペット可」という集合住宅も多くなりました。
自分も飼っていれば、ペットの鳴き声や臭いはお互い様と思えるでしょう。
しかし、自分がペットを飼っていない場合、夜中に鳴き声で目覚めても、文句は言えません。
逆に「水槽で魚を飼うのも禁止」とか「契約者以外を泊めてはいけない」など、かなり厳しい条項もあります。
契約前にしっかり読んで、自分らしいライフスタイルが制限されないように、目配りしましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、30代の社会人男性が一人暮らしをするときのお部屋選びのポイントについてご紹介いたしました。
少しでも役立てていただければ嬉しいです。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。