戸建てやマンションなど、不動産の購入にはかなり高額な費用がかかります。
特に新築ともなれば、中古に比べて当然高くなります。
そもそも不動産を購入するキッカケには、「結婚」「出産」「子供の進学」などが主に挙げられます。
そのキッカケ自体にもお金がかかりますから、みなさん「できることなら少しでも安く買いたい」というのが本音ですよね。
また、「中古ではなく新築が良い」という方も多いです。
そこで今回は、新築マンションを少しでも安く購入する方法として、価格を値切る交渉術についてご紹介いたします。
新築戸建てを値切る交渉術に関しては、「新築戸建て物件の値引き交渉!安く買うためのポイントとタイミング!」をご覧ください
目次
買う意思が明確に伝えよう!

まず、値引きしてもらいやすくなるポイントとして、買う意思が明確である事を伝えましょう!
「買う意思?何をどう伝えればいいの?」っと思われる方もいらっしゃるでしょう。
買う意思とは、なぜそのマンションを買いたいのかという動機がハッキリと言えることです。
不動産屋の営業は、1つ1つの物件をできるだけ早くさばいて、多くの物件を売りたいと思っています。
それは、できるだけ多くの仲介手数料を稼ぐことが不動産屋の仕事だからっというのは想像がつくでしょう。
だからこそ、できるだけ買う意思がハッキリしているお客さんを選んでそちらに時間をかけて接客したいのです。
ハッキリ言って「すぐにという訳ではないんですが、いつかマンションが欲しいなと思って」というお客さんは暇なときなら将来の見込み客としてキチンと対応するかもしれませんが、ほとんどの営業は「もっと見込みのあるお客に接客したい」と思っているでしょう。
一方、そのマンションを買う動機がハッキリしていて「できるだけ早く決めたい」なんてお客さんがいれば対応もしっかりしてくれます。
そして、値段の交渉もしやすくなります!
買ってくれそうな人には、営業も答えてくれます。
「でも、安く売って不動産屋にメリットあるの?」と思われる方もいらっしゃるでしょう。
不動産屋は仲介手数料(ちゅうかいてすうりょう)という報酬が収入になっています。
仲介手数料は価格が400万円以上の場合、上限が3%+6万円+消費税と決まっています。
単純計算で100万円値引きしても約3万円程度しか手数料は変わりません。
(まあ、3万でも大きいですが…)
そのため、数十万から数百万の手数料のうち、数万円であれば値引きしてでもキチンと買ってくれるお客さんに接客をして無駄な時間を使いたくはないのです。
なので、不動産屋に「この人は買ってくれるな」と思われるように、買いたいという意思を伝えて値引き交渉をするようにしましょう!
住宅ローンの事前審査が通っていれば可能性大!

マンションなどの不動産は高額なので、購入されるときは銀行などの金融機関からお金を借りて(ローンを組んで)買うという方がほとんどでしょう。
先ほど、不動産屋の営業は「この人は買ってくれるな」と思う方には値引きをしてもらえる可能性が高いとお話しいたしました。
ローンの事前審査が通っているというのも同じことで、事前審査が通っていれば、あとは本審査が通れば借り入れができ購入してくれるということになります。
また、事前審査が通っていれば本審査ではよほどのことがない限り落とされることはありません。
「この物件が欲しいんです」と熱く語っても、お金がなく銀行から貸してもらえる見込みがないお客さんは買わないお客さんと変わりません。
不動産屋は、この人が本当にその物件を買いたい人なのかと、その物件を買える人なのかも見ています。
なので、「この物件が欲しい」と言っていて、「住宅ローンの事前審査も通っている」というお客さんが来たら、もう買いますよね。
なので、確実に買ってくれるお客さんだと思ってもらえるので、交渉しやすくなるのです。
値引きをするなら決算時期を狙え!

よく洋服屋さんなんかで「決算セール」なんてCMや店の前に旗が立っているのを見たことありますよね。
それと同じことが、マンションでも起こるのです!
決算時期は、マンションを建てて売りたい業者もちょっとでも現金が多く欲しいのです。
それは、決算での売り上げが少しでも高く、在庫ではなく現金がある会社は社会的信用も高くなるからです。
これは、マンションの紹介をする不動産屋にも同じことが言えます。
なので、決算時期というのは「安くしてもいいから売ってこい」と会社から言われていることが多く、値引き交渉がとてもしやすい時期なのです!
また、具体的に交渉時期を絞るとしたら、2月末から3月上旬くらいが一番交渉にベストな時期です!
その時期にちょうど気になる物件があるとは限りませんが、あればチャンスです!
マンションが完成してから半年以上経っていればチャンス!

戸建てやマンションなどの不動産も時が経てばその分価値はどんどん落ちていきます。
新築マンション!と言えば聞こえが良いですよね。
ただ、新築と言っても良い時期には限りがあります。
当然ですが、建てられてから10年も経つけど今まで誰も契約していないから「新築マンション」という訳にはいきません。
新築と名乗っていいのは、できてから1年間だけです!
新築と名の付くうちは、買いたい人が多いのですが、新築でなくなったとたんに希望者は激減します。
なので営業は、新築と名乗れるうちに売りたいと思っています。
そのため、建築完了後半年経つと、「これは早く売らないとチラシにも新築と書けないから売りにくくなるぞ…」と思い焦ってきます。
そして、値引き交渉にも応じてくれやすくなるのです!
家具付きモデルルームが売られていたらチャンス!

モデルルームで新古感があるとはいえ、家具付きですでに配置もしてあって生活のイメージがしやすい便利な物件がでたら値引きがしやすいってなぜでしょうか?
それは、あくまでモデルルームは客寄せがメインの仕事で、そこを見に集まったお客さんに営業をして他の部屋を買っていただくというのが通常です。
しかし、他の部屋がまだいくつも空いているのに家具まで付いているモデルルームを売り出すというのは、そのマンションを持っている業者がなんらかの事情で早く売りたいと焦っている可能性があるのです。
そのため、モデルルーム以外の部屋でも値引き交渉が簡単にできてしまうことがあるのです!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、新築マンションを値切るための交渉術について効果の高い方法をご紹介いたしました。
少しでも役立てていただければ嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。