今「結婚しない」という人が増えているのはご存知ですか?
これは、男女ともに増加していて、今後も増加し続けることが予想されています。
離婚率も上昇している事もあり、シングルというのは、今やそんなに珍しいことではなくなってきているのです。
そうなると、心配になるのが「老後」の事ではないでしょうか?
「年をとって働けなくなったとき、どのくらいお金があれば安心なんだろう?」
と思われている方もいらっしゃるでしょう。
女性の場合、男性よりも平均寿命が長いこともあり余計に心配ですよね。
そこで今回は、そんな女性の老後資金に関する問題についてわかりやすくご説明いたします。
目次
老後に必要になる費用

老後必要になる費用としては、主に2つ「生活費」と「介護・医療費」があります。
生活費
女性の老後(一人暮らし)にかかる毎月の生活費は、全国平均が約15万円となっています。
(平成28年総務省統計統計局データより)
この生活費には、持ち家で家賃がかからない方もお部屋を借りていて毎月家賃を払っている方も含まれています。
なので、実際にお部屋を借りて生活するとなると、もう少しお金が必要になるかもしれません。
介護・医療費
高齢になると心配になる費用としては、介護サービス費や医療費という費用です。
年をとれば介護が必要になる場合もあります。
女性の場合、骨粗しょう症になりやすいなんてこともあります。
それ他にも、これまでの生活習慣から何かしらの病気(持病)をお持ちの可能性も十分にあります。
医療や介護費は女性に限ったことではありませんが、年齢とともに必要になる費用であるため、当然準備しておく必要があります。
老後にかかる介護費用は、1人当たり平均約550万円となっています。
65歳以上の国民医療費は、年間約70万円ほどかかっています。
医療費は、全額自分で負担することはありませんよね。
そうです、国民健康保険などの保険があるため自己負担の費用はもっと少なくなっています。
70歳以上の高齢者の場合は、医療費の自己負担額が1割になります。
(※年金以外にもある程度の所得があるかたは負担割合が高くなる場合もあります)
また、医療費には「高額療養費制度(こうがくりょうようひせいど)」というものがあり、ある基準の額を超えて支払いをしている場合は、その超えた分が返還されるという制度です。
例えば、70歳で所得も一般並みの場合、病院に行って外来で診てもらっても、入院して費用がかかっても、1か月の上限は、44000円と決まっているので、それ以上かかった分は申請をして返還してもらう事が可能です。
高額療養費制度に関する詳しいお問い合わせは、厚生労働省のサイトをご覧ください!
年金っていくらもらえるの?

年金には、主に「国民年金」と「厚生年金」の2種類があります。
それぞれ、支給されている年金額が違うのでご紹介いたします。
まず、国民年金の場合は、一人当たりの月額平均受給額が約55000円となっています。
厚生年金の場合は、一人当たりの月額平均受給額が約145000円となっています。
国民年金と厚生年金では、随分と金額が違ってきますね。
厚生年金の額であれば、生活もある程度しやすい計算になりますが、国民年金の額だと預貯金を切り崩す必要があるでしょう。
女性の一人暮らしで老後に必要な資金は約2000万円

「老後に備える必要があるのは分かったけど、実際のところいくら必要なの?いくら準備すればいいの?」
と思われている方は多いでしょう。
65歳から平均寿命である87歳までの22年間で、大体2000万円が老後の資金として必要と言われています。
これはあくまで、一般的な生活をする場合で、老後に趣味を楽しんだり、旅行に行ったり、オシャレをしたりと、ゆとりのある生活を楽しもうと思うと、当然もっと資金が必要です。
老後の資金はどうやって貯める?

老後に必要な資金がわかったところで、ではその額までどのようにして貯めていけば良いのかについてご紹介いたします。
預貯金
銀行や郵便局への預貯金をコツコツしていくパターンです。
ほとんどの方が老後資金をこの方法で貯めていらっしゃいます。
預貯金だと、今は金利が安いので貯めるのは大変ですが、株などの投資で一気に増やす投資よりもリスクが低く、確実な方法と言えるでしょう。
貯めるポイントとして、生活費の節約方法に関しては、こちら
個人年金保険
個人年金保険とは、保険会社が提案している金融商品の1つです。
つまり、国民年金や厚生年金とは別に、自分で保険会社に保険料を支払って将来の年金とする方法になります。
この方法は、預貯金ほどではありませんが、一般的にリスクは低いようです。
また、預貯金と比べると、金利が高いので老後資金の確保として活用されている方も増えてきています。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、シングル女性の老後にはどのくらいのお金が必要なのか、資金や年金、貯蓄のポイントについてご紹介いたしました。
少しでも役立てていただければ嬉しいです。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。