この記事を読んでくださっているという事は、今後カーポートを設置する、または設置してある家を選ぶべきか迷っていらっしゃるという事でしょう。
確かに、カーポートがあると雨に濡れないなどのメリットがあります。
が!当然お金もその分かかります。
せっかくお金をかけて「まあ、あってもなくてもどっちでも良いかな」というレベルでは勿体ないですよね。
そこで今回は、「カーポートは必要なのか?」という点についてメリット・デメリットなどをわかりやすくご紹介いたします。
目次
カーポートとは?

そもそも「カーポート」ってどういうものの事を言うのでしょうか?
カーポートは、屋根と柱だけで作られた簡易的な車庫を表す建築用語です。
屋根と柱だけなので壁はありません。
そのため、基本的に雨や雪、日照から車を保護するために設置されるものになります。
ガレージとの違い

カーポートに似たものに「ガレージ」と言われるものがありますよね。
どちらも自動車を止めるための車庫なのですが、カーポートとガレージの違いって一体何なのでしょうか?
カーポートとガレージの最大の違いは、「壁の有無」です!
「え?それだけ?」と思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、基本的な違いはそれだけです。
これで、「カーポート」と「ガレージ」の違いはバッチリですね!
カーポートのメリット・デメリット

「カーポートってあった方が良いのかな?」と悩んでいらっしゃる方は、カーポートのメリットとデメリットを確認して、どちらが自分や家族の生活に合っているかをみてみましょう!
そうすることで、「なんかお金かけて作ったけど、無くても良かったかな…」なんて失敗を防げます。
では、メリット・デメリットそれぞれについてみていきましょう!
メリット
- 雨の日に濡れないで車に乗れる(荷物を濡らさないですむ)
- 雪や霜、鳥の糞など、降ってくる物から車を保護できる
- 夏場の車内温度上昇を軽減してくれる
- 車が汚れづらい
- 車の劣化が遅くなる
- 屋外に置く自転車など濡らしたくない物を濡らさずにすむ
これらがカーポートを設置するメリットです。
何より濡れないで車に乗り降りできるというのは大きなメリットと言えるでしょう。
車にあまり関心がない方でも服が濡れなくてすむなら便利ですよね。
また、車好きならやっぱり車は常にキレイにしておきたいものですよね!
キレイに保てて、大切な愛車の劣化を遅らせる事ができるのであれば、カーポートはかなり魅力的なものでしょう。
自転車にいざ乗ろうと思ったら昨夜の雨でサドルが濡れてる…なんて事もありますよね。
雨風の強い場合は、濡れてしまうかもしれませんが、雨だけなら自転車も濡れることなくすぐに乗れて便利かもしれませんね。
デメリット
- 費用がかかる
- 見栄えの問題
- 柱の分駐車スペースが狭くなる
以上が、カーポート設置のデメリットです。
1番気になるのはやはり費用の問題ではないでしょうか?
濡れないで家と車の間を行き来できますが、そもそも自宅の敷地にある駐車場ですからそんなに遠くにある訳ではありませんし「そのくらいなら別に…」と思われる方にとっては、費用が大きなデメリットとなるでしょう。
また、建売住宅で車1台分の駐車スペースが確保されている物件をよく見かけます。
その駐車スペースにカーポートを設置すると柱の分スペースが狭くなってしまい、車をどちらか一方にギリギリまで寄せないと乗り降りがしにくいという家を見かけた事もあります。
設置する前に駐車場の状況をよく見て、設置するとどのようになるのかを考えてからの方が良いでしょう。
せっかく設置したカーポートで大事な愛車を擦ってしまっては元も子もありません。
費用はどのくらいかかるの?

カーポートを設置する費用ですが、ピンキリです。
安い物では工事費込みで約20万程度のもがあります。
高い物だと100万近くする物まで様々です。
この金額の違いは、カーポートの広さ(駐車できる台数)と屋根の耐候性によって大きく変わってきます。
耐候性とは、紫外線や雪などにどのくらい耐えられるかという事です。
当然、耐候性が高くなればなるほど料金も高くなるということになります。
カーポートの耐用年数はどのくらい?

カーポートはどのくらい長持ちするのでしょうか?
せっかく数十万かけて設置したのにすぐに壊れてしまっては勿体ないですよね。
一般的にカーポートの耐用年数は、大体10~30年程度と言われています。
10年と30年では大きく差がありますが、使用している状況やカーポートの部材によって変わるためです。
30年と長持ちするものもありますが、多くの場合20年も経てば劣化が目立つようになります。
なので、10年~20年の間にはメンテナンスをする必要が出てくるでしょう。
カーポートには固定資産税がかからない!

カーポートを設置するか検討している方の不安要素として聞かれるのが「固定資産税がかかるのでは?」という問題です。
そもそも固定資産税がかかるものの要件とはなんでしょうか?
- 地面に固定されたものか
- 屋根の有無
- 壁の有無
この3つです。
では、カーポートはこの要件にあてはまるでしょうか?
確かに地面に固定されていますし屋根もあります。
しかし、壁はどうでしょう?
カーポートは柱と屋根でできているので壁はありませんよね!
なので、固定資産税はかからないのです!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、駐車場に設置するカーポートについてメリット・デメリットや設置費用などをご紹介いたしました。
カーポートがあった方が良いのかどうかについては、個人差が大きく「絶対に必要」「絶対に無くても良い」と簡単に決める事はできません。
記事に出てきたメリット・デメリットなどを参考にして自分たちにとってメリットの方が大きいか、デメリットの方が大きな割合を占めるのか検討してみると良いでしょう!
少しでもお役に立てれば嬉しいです。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。