賃貸でお部屋を借りていると、どなたにでも訪れる可能性のあるのが「契約更新(けいやくこうしん)」です。
この契約の更新は、毎月ある訳ではなく、2年に1回という所が多いのではないでしょうか。
中には、1年に1回なんてところもあるかもしれませんね。
そんなたまにしかない「契約更新」ですから、忘れられることもあるんです。
でも、必ず管理会社から更新に必要な書類が送られてきますので忘れていても強制的に思い出すことでしょう…
ただ、忙しい毎日を送っている方の中には
「やべっ!書類送るの忘れてた…期限も過ぎてる…」
なんて方もいる事でしょう。
そこで今回は、そんな方が気になっているであろう「契約更新書類を記入して送り返さないとどうなるのか?」「退去などのペナルティがあるのか?」などについてご紹介いたします。
目次
契約更新書類の送り忘れで退去させられることはない!

きちんと契約更新書類の必要事項を書いて送り返すのが1番良いのですが、
「ちょっと忙しくて…忘れちゃってました」
なんて事もあるでしょう!
実は…私も一人暮らしを始めたばかりの学生の頃に忘れてしまったことがございます…
契約更新時に書類が届き、「書かないとな」と思いながらも「まだ期間もあるし、後で書こう」なんて思っていました。
しばらくして(返送の期間が過ぎて…)
「あっ!!しまった…」という思いをしたことがあります。
一瞬、「もしかして、契約更新してないんだから出てもらえます」なんて言われたらどうしようと思いました。
ですが、実際にそんな事はありませんでした。
退去なんていきなり言われても困りますよね…
でも、そんな事は言われない理由があるんです。
その理由については、次でご説明しますね!
ただ、契約更新書類を送り返し忘れても退去を迫られることはないという事ですね!
自動的に更新される

では、契約更新書類を送り忘れてしまっても問題にならないのはなぜでしょうか?
その理由は、「お部屋を借りる契約は更新手続きをしなくても自動的に更新される」という事が法律で決まっているからなのです!
自動的に更新されることを専門用語で「法定更新(ほうていこうしん)」と言います。
これがあることによって、以前の私のように忘れてしまった場合でも大丈夫だったというわけです。
忘れた事で罰則やペナルティ的な物はないが更新料は払いましょう!

最初にもお話ししたように、契約更新の書類を送り返さなかったからと言って「(お部屋から)出て行って下さい」なんて言われることはありません。
また、その他に罰金のような金銭の支払いをしないといけなくなるようなことも基本的にはありません。
基本的に、罰則はありません!
契約更新忘れによってペナルティになるようなものはありませんが、契約更新時には「更新料(こうしんりょう)」というものがかかることを覚えておいて下さい。
更新時には「更新料」という料金が発生するという事は多くの方がご存じなのですが、契約更新時にしか発生しないのでついつい忘れがちな費用でもあります。
更新料は、家賃の1か月分であることが多いです。
いきなり、予想外に何万も支払わなくてはいけなくなると、生活が苦しくなることもあるでしょう。
なので、更新時には更新料がかかるということ覚えて置き、事前に少しずつでも貯めて用意しておくと良いでしょう。
保険の契約更新はお忘れなく!
お部屋の契約更新については大体お分かりいただけたと思います。
契約更新と同じ時期に起こることで忘れられがちなことがもう一つあるので、ご紹介いたします。
それが、火災保険などの「保険の更新」です。
保険は、契約が切れてしまうと、当然いざという時に保険金が下りず大変なことになってしまいます。
例えば、保険の契約が切れている間に、お部屋が火事になってしまった場合、修理にかかるお金は自分で払わなければならなくなってしまうのです。
そんな大金いきなり払えませんよね。
なので、保険の契約期間はキチンと確認し、更新するようにしましょう!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、賃貸物件の契約更新書類を送り忘れてしまった場合、「どうなってしまうのか?」「罰則はあるのか?」などについてわかりやすくご紹介いたしました。
少しでも役立てていただければ嬉しいです。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。