一人暮らしは、当然、誰かに「あーしろ、こーしろ」と言われることもありません。
何をするにも自分で決められるので「自由」や「開放的」などといったメリットがあるでしょう。
ただ、その反面、時として「孤独」や「寂しい」といった思いをすることもあるでしょう。
そこで、そんな寂しさや孤独感を補ってくれるのが「ペット」です!
ペットは、いつもあなたの生活のそばにいてくれ、仕事や学校からの帰りを待っててくれる家族のような存在になるでしょう。
食事や散歩など世話をすることで、飼い主の生活にメリハリが出てきます。
そんなペットとの生活は、一緒に住むお部屋がないと始められません。
そこで今回は、そんな可愛いペットとの生活を始めるためのお部屋の探し方と注意していただきたい事についてご紹介いたします。
目次
ペットと住めるお部屋の特徴

これからペットと一緒に住むお部屋を探そうという方に、ペットと住めるお部屋の特徴についていくつかご紹介いたします。
敷金が高い
ペットと住めるお部屋は、人だけが住む場合よりも敷金が高いことが多いです。
その理由としては、ペットが壁や床などに傷をつけたり、臭いがついたりする可能性があり、お部屋を出るときに傷を修理したり、臭いを取ったりするのにお金がかかるからです。
人だけなら敷金2か月分なのに、ペットと一緒に住む場合はプラス1か月(合計3か月分)となっている所もあります。
家賃が高い
ペットと住めるお部屋は、昔と比べて増えてきてはいますが、そんなに多いわけではありません。
そのため、家賃の設定も人のみの場合と比べて少し割高になっています。
また、ペットと住めるお部屋の中には、ペットの洗い場があったり、抗菌・防臭が施されていたりと、ペットのための設備が付いているお部屋もあります。
しかし、その分家賃が2割ほどアップしているようです…
物件がまだ少ない
現在は、少しずつ「ペット可」となっている物件は増えています。
しかし、「ペット不可」となっている物件に比べると、やはり数は少ないです。
また、一人暮らしの間取りでは、都心よりも地方の方が「ペット可」となっているお部屋が少ない傾向にあるようです。
大家さんとしては、近隣トラブルやお部屋のトラブルの元となりやすいペットを一緒に住まわせることに抵抗があるという方が多いのも事実です。
「ペット可」物件の探しのポイント

ペットとの生活を始める一番の難点は、一緒に暮らせる部屋を見つけるという事でしょう。
「ペット可」のお部屋を探すのであれば簡単ですが、希望する家賃や環境などを条件に含めると、意外と見つけるのが難しいものです。
たとえ物件の数が少ないからといって、諦めずにコツコツさがしてみて下さい!
探し方としては、皆さんもご損時の通り
- お部屋探しサイトで条件の所で「ペット可」にチェックを入れて探す方法
- 不動産屋に行き「ペット可」物件を探す方法
この2種類が一般的です。
探し方としては、こんなものなので、ここでは「探すときのチェックポイント」についてお話しいたします。
できるだけ職場や学校から近い場所を選ぼう!
まずは職場や学校などへの通勤(通学)時間が短い所を選ぶという事です。
ペットを部屋で留守番させていると、気が気じゃないでしょう。
ペットにとってもストレスが溜まり、あまり良い環境とは言えないでしょう。
なので、なるべく職場から近いところにしましょう。
動物病院が近くにあればベスト!
職場や学校などとの距離や交通アクセスに加えて、ペットのための周辺環境もしっかり考えましょう。
当然ですが、動物も人と同じように体調を崩します。
しかし、人であれば「なんか最近ちょっと調子が悪いんだよね」と、体調が悪い事を誰かに伝えることができますが、ペットは自分から「今日は調子が悪い」と伝えることができません。
そのため、ペットは人と比べて症状が進行してから病気に気付くことが多いのです。
そのため、動物病院、できれば救急を受けてくれるような病院が近くにあるとベストでしょう!
近所でペットを飼っている人がどのくらいいるのか不動産屋に確認しよう!
ペット可の物件だからといって、そこに住む人が全員ペットを飼っているとは限りませんよね。
同じ飼い主同士であれば、理解してもらえるような事も、飼っていない人からすると苦情の対象になったりする可能性も十分にあります。
そこで、そのアパートなりマンションにどのくらいペットを飼っている人が住んでいるのか不動産屋などに聞いてわかる範囲で教えてもらいましょう!
もし、「その部屋の周りの人は、皆さん飼われてますよ」なんてことであれば、少し安心ですよね?
不動産屋もペット可の物件が少ないので、紹介先が限定されてしまい、ある程度は知っている可能性があります。
これまでにペットでトラブルになったことがないか不動産屋に確認しよう!
トラブルは、ペットを飼われている方に限らず誰もが避けたいと思いますよね。
ただ、人であればトラブルにならなかったような事がペットという事でトラブルになってしまうこともあります。
例えば、騒音が聞こえてきたとしましょう。
音を出している相手が人間であれば、注意すれば理解してもらえるでしょう(たぶん…)
しかし、動物となると「静かにして!」と言っても通じません。
音だけに限らず、このようにペットでトラブルに発展してしまうという事はあります。
ペットを飼っていない人は、ペットの鳴き声や臭いなどに関して敏感だったりもします。
もし、あなたが決めようとしているお部屋の隣に住んでいる人が、ペットに厳しい方だったらどうですか?
トラブルの可能性大ですよね…
そこで、お部屋を決める前に、不動産屋に「これまでにペットが原因でトラブルになったことはないか」などの情報を聞き出しておくといいでしょう。
そうすることで、トラブルに発展する可能性はグンッと減らすことができます。
隠れて飼わない!

近所からの苦情や通報でバレる…
「小さい犬だから…」とか、「ウチのはあんまり鳴かないから…」という軽い考えはやめた方が良いでしょう。
大家さんが近くに住んでいないのに、なぜペットを飼っているのがバレるのか?
それは、近所からの報告で、バレる原因のほとんどがこれでしょう。
アパートやマンションには、動物嫌いの人、嫌いではないけれど犬猫の毛にアレルギーを起こす人など、いろんな人が住んでいます。
そのような人は、ペットに対して敏感です。
「鳴き声」や「部屋を走り回る音」「臭い」「出すゴミ」などから、「あの人ペット飼ってる」と特定され、大家や不動産屋、管理会社に連絡がいきバレます。
中には、「私もペット飼いたいのに、ここはペット禁止だから我慢してる…」という人がいるかもしれません。
そんな人がいたら、報告されてバレてしまうでしょう。
そのため、バレないことに期待をしないで、隠してもバレると思っておいた方が良いでしょう。
退去を迫られる…
「ペット禁止(不可)」となっているお部屋で黙ってペットを飼っていると、見つかった時に大家さんから「契約違反だから、出て行ってください」と言われてしまう可能性があります。
ただでさえ、ペット可のお部屋が少ないのにいきなり退去させられてしまうと、次の部屋はなかなか見つからないわ、引っ越しにお金がかかるわで、かなり大変です…
契約によっては違約金が発生してしまうかも…
バレて急に「出て行って!」と言われるだけでも大変なことですが、さらに「契約違反だ!違約金を払え!」なんて言われたらどうでしょう…
部屋を出なければいけなくなり、引っ越しにはお金がかかるし、さらに違約金を払う…という最悪の展開です。
これは、契約書に「ペットを飼っていた場合の違約金」について定められていると、払う必要がある場合があります。
無駄なお金を払わないで済むように、黙ってこっそり飼うのはやめましょう!
交渉すればペットの種類によっては大丈夫な場合もある!

「ペット」というと、ワンちゃん、ネコちゃんをイメージする方が多いでしょう。
でも、熱帯魚や爬虫類、鳥もペットです。
そのため、ペット不可と言っても、ペットによっては大家さんがOKしてくれる場合があります!
例えば、「熱帯魚なら、鳴かないし、臭いがすることもないからいいよ」などです。
なので、きちんと相談して、交渉してみましょう!
先ほどもお伝えしましたが、黙って飼うのはリスクが大きすぎるので、やめた方が良いです!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、一人暮らしを少しでも楽しいものにするためのコツとして、ペットと一緒に住むためのお部屋の探し方と注意点についてわかりやすくご紹介いたしました。
少しでも役立てていただければ嬉しいです。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。