この記事を読んでいただいている方のほとんどが、新築の一戸建てを購入されて間もないか、1年くらい経ったという方ではないでしょうか。
まずは、マイホームのご購入おめでとうございます!
夢のマイホームを手に入れ、新しい家にも生活にも慣れてきて幸せいっぱい!
だったのに…
ある時、気が付いたら壁に隙間のようなものが!
(写真の真ん中から右端に向かって黒く隙間ができているのがお分かりだろうか…)
「えっ!?何これ!!」
すぐに頭をよぎるのは「欠陥住宅」の文字…
「なんじゃこりゃー!!やられた…」
なんてショックを受けている方が読んで下さっている事でしょう。
何を隠そう、過去に私がそう思ってショックを受けた人だからです!
写真も自宅です!
そこで今回は、新築の壁に隙間ができているときの原因と対策についてご紹介いたします。
目次
ほとんどの場合が欠陥ではありません!

まず初めに、壁紙(クロス)の間にできた隙間は、
安心して下さい欠陥ではありません!
昨今、テレビなどのメディアで「欠陥、欠陥」と騒がれているので、ちょっとしたことで「もしかして…」と不安になりますよね。
でも、これでもう大丈夫です!
あなたの大切なお家は欠陥ではありません!
落ち着いて、なぜクロスの間に隙間ができるのかという原因と対策についてみていきましょう。
原因は木が乾燥して変形する事

壁紙(クロス)の間に隙間ができる現象は、木造住宅に見られます。
それは原因が、「木の収縮」によるものだからです。
と言われてもピンとこない方のために、もっとわかりやすくご説明します。
住宅用に木材を調達するとしましょう。
山で切ったばかりの木材は水分を多く含んでいる状態です。
木は、切ってしまうと中に含んでいる水分が少しずつ抜けていきます。
木が徐々に乾燥していくという事です。
この乾燥により木が変形(収縮)してしまうのです。
ちょっとイメージしづらいという方は、野菜が乾燥するのを想像してみて下さい。
冷蔵庫に入れっぱなしになった野菜は、徐々に乾燥してシワシワに縮んでいますよね。
そんな感じで、木も乾燥して縮んだり曲がったりするのです。
この変形によって、建てたときにはピッタリで隙間なんてなかったのに、時間が経つと隙間ができてしまうのです。
一般的に、家を建てて1~2年で木材が安定してくるなんて言われています。
つまり、1~2年の間はこの隙間ができる現象は起こりうるという事です。
隙間ができたときの対策

建てた会社に連絡して直してもらう
まずは、建てた建築会社などに電話をして直しに来てもらうという方法です。
ちゃんと来てキレイにしてもらえます。
私も最初は電話して来てもらいました。
業者の人が来ると、上記で説明したような原因について話してくれ直してくれました。
結構簡単な作業で、短時間で終了しました。
私の自宅の時は、4~5カ所で10~15分くらいだったと思います。
料金は、保証期間内であれば当然無料です!
保証期間は、家を買うときに何年か期間を決めてその間の不具合については保証するというものです。
大体の場合は、2年間となっているものが多いようです。
コーキング剤を使ってDIY
もちろん業者を呼んでも良いのですが、
「自分の家だし、また他の所で隙間ができたときのために自分でやってみよう!」
という方もいらっしゃるでしょう。
この隙間を埋める作業は、自分でも簡単にできますのでご紹介いたします。
1.コーキング剤を買う
コーキング剤とは、建物の気密性や防水性を上げるために隙間を埋めるときに使われる材料の事を言います。
ちなみに、私が使ったのはこれです。

コーキング剤は、ホームセンターで買う事ができます。
値段は400円弱で買えます。
色は、店員さんなどとご相談下さい。
(家の壁紙の色を写真に撮っていくと良いでしょう)
2.コーキング剤を隙間に塗る

壁紙(クロス)の隙間に直接コーキング剤を注入していきます。
ギュッと押しても、いきなりドバっと出るようなものでもないので安心してください。
3.軽く指でならす
コーキング剤を注入した部分を軽く指でならします。
私は、最初ヘラのようなものでならしてみましたが、ヘラより指の方がキレイに仕上がりました!
手は汚れますが簡単に洗い流せます。
4.はみ出した部分を濡らした雑巾で拭き取る
あとは、コーキング剤がはみ出した部分を塗れた雑巾などで拭き取れば終わりです。
簡単ですよね?
私は普段DIYなんてやったことない人間なので誰でもできるはずです!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、木造の新築住宅でよくおこる壁紙に隙間ができる現象について原因と対策をわかりやすくご説明いたしました。
少しでも役立てていただければ嬉しいです。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。