実家が空き家になると固定資産税が高くなる!?空家の税金について

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近年、空き家によるトラブルが増加し、「空き家」が問題視されるようになってきました。

この空き家は、今後も継続的に増加すると予想されています。

これは、空き家問題に直面する方も同時に増えてくるという事です。

それは、「実家の両親とは離れた所に、家を構えて暮らしている」「すでに実家が空き家になり、そのままになっている」というような方です。

すでに多くいらっしゃるでしょうし、今後も増加していくでしょう。

実家には両親との思い出などがあり、すぐに売るなどの処分は考えられないという方も現実に多くいらっしゃいます。

では、実家を空き家にしておくとどんな問題があるのでしょうか?

その空き家を所有している方には、「固定資産税(こていしさんぜい)」という税金がかかってきます。

これは、そこに住んでいなくても所有しているだけでかかる税金です。

実は、この固定資産税の支払いが所有者を苦しめることになる場合もあるのです。

また、空き家になった実家をそのまま放置しておくと、この固定資産税が高くなる可能性もあります。

そこで今回は、実家が空き家になってしまっても支払い続ける固定資産税についてお話しいたします。

固定資産税とは?

固定資産税とは、家や土地などの固定資産(こていしさん)を持っている人に課される税金です。

この税金は、その家や土地のある市町村が課税します。

固定資産税の納税は、1月1日時点で所有している人が税金を納める必要があります。

余談ですが…
これだけ聞くと「1月2日に土地を所有した場合には、その年は固定資産税を支払わなくていいの?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、1年の途中で不動産などの固定資産を取得した場合は、固定資産税を売主と協議して取得者も支払うのが通例になっています。

この固定資産税は、場所によって金額は変わりますが、どんな場所でもかかる税金です。

固定資産税の計算方法は、以下のようになっています。

固定資産税評価額 × 1.4% = 固定資産税額

固定資産税評価額は、「公示価格(こうじかかく)」の70%となっています。

まあ、ここでは家や土地を買ったり、相続などで家を所有する事になった場合は固定資産税がかかるという事を覚えておきましょう!

空家特措法とは?

最近よく「空家特措法(あきやとくそほう)」なんて言葉がメディアなどで取り上げられていますが、これによって空き家を所有している方は、空き家の固定資産税が高くなってしまうかもしれない…というのです。

では空家特措法って一体何のことなのでしょうか?

空家特措法(あきやとくそほう)は、正式には「空家等対策の推進に関する特別措置法」の略で、適切に管理されていない空き家が増えているため、その対策について定められています。

空家特措法では、市町村が適切な管理がなされていない空き家所有者に対して、管理するよう助言・指導をすることができ、それでも改善が見られない場合は命令する事ができるとされています。
適切に管理されていない空き家は「特定空家(とくていあきや)」と言われます。

この命令にも従わない場合は、50万円以下の罰金や行政が所有者の代わりに問題を対処し、その対処にかかる費用を所有者に請求するという事ができるようになりました。
行政が代わりに対処する事を、行政代執行(ぎょうせいだいしっこう)と言います。

例えば、空き家のまま放置して家がボロボロになってしまい市町村から「管理しなさい」と助言や指導、命令を受けたにも関わらず、それでも放置していると、所有者の代わりに行政が家を壊し、その費用を所有者に請求するという事です。

これが「空家特措法」の簡単な内容になります。

家のない土地は固定資産税が高くなる

空家が放置され劣化の進んだ空き家が、空家特措法の行政代執行により解体されてしまうと、土地は建物のない状態(更地)となります。

住宅(家)のない土地は、ある土地に比べて固定資産税は高くなります。

これは、住宅用地として使われている土地は、固定資産税評価額が6分の1になるという税金の軽減措置があるからです。

つまり、住宅用地の固定資産税の計算式は、

固定資産税評価額 × 1/6(軽減措置) × 1.4% = 固定資産税

となるわけです。

しかし、これが建物が壊され土地だけになってしまうと、この軽減措置が受けられなくなるため、固定資産税が高くなってしまうのです!

対策

空家を放置し続け特定空き家に認定されてしまうと行政代執行により建物が壊され、土地のみとなるため住宅用地の軽減措置が受けられなくなります。
そうなると場所によっては、今までよりも何十万も高い固定資産税を納めなければならないということもあります。

そうならないためにはどうすればいいのでしょうか?

定期的に空家を管理する!

空き家は、全て特定空家になってしまうわけではありません。

キチンと管理されている空き家は、行政からの指導を受けることもありません。

そのために、空き家になってしまった実家を相続などの理由で所有した場合は、定期的に管理して荒廃させないという事が大切になります。

中には、実家から遠く離れた場所に住んでいて、自分で管理することが難しいという方もいらっしゃるでしょう。

そういう場合には、空き家管理をしてくれる会社がありますので、依頼して定期的に管理してもらう事もできます。

空家の処分を決断する!

実家を売るなどの処分をすることに抵抗のある方が多いように思います。
確かに、今は空き家になっているとはいえ、様々な思い出もその家にはあるという方が多いでしょう。

しかし、適切に管理ができない家を所有し続ける場合、「お金がかかる」「近隣住民とのトラブルに発展する」というリスクも生じてきます。

せっかくの良い思い出もトラブルの元になっては、意味がありませんよね。

そのため、兄弟や家族とよく話し合った上で、売却という選択をするというのも選択肢の1つです。

人に貸すなど活用する!

人が住まなくなった家というのは、劣化するのが早くなります。

そのため、短い期間で特定空き家に認定されてしまうような空き家になってしまう可能性もあります。

そこで、誰かそこに住んでくれる人に貸してしまうという方法もあります。

そうすることで、家賃収入が入り、劣化の進行を遅らせる事ができまし、家のトラブルに早い段階で気付く事ができます。

ただ、人に貸す場合には、人が住める状態を維持する必要があるので、その状態を維持するための費用がかかるという事も覚えておきましょう!

まだ処分する決心はつかないが「なんとかしないといけない」という思いのある方には良い方法かもしれません。

空き家になった実家に住む!

認定空き家にならないための対策として、そこに家族で住んだり、家族や親族の誰かに住んでもらうという方法もあります。

これも人に貸す場合同様に、荒廃の進行を遅らせることができます。

「売却する決心はつかないが、他人に住まわせるのもちょっと…」という方には良い方法でしょう!

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は、空き家になった実家の固定資産税についてご紹介いたしました。
少しでも役立てていただければ嬉しいです。

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

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