今後、夢のマイホーム購入を考えていらっしゃる方もいるでしょう。
新築の戸建てなんて憧れますよね!
しかし、当然ですが新築物件の価格は高くなります。
「でも、やっぱり新築が良い!そして、できるだけ安い方が良い!」と、みなさんお思いになるでしょう。
しかし、新築を少しでも安く買う方法なんてあるのでしょうか?
あります!
それが、値段の交渉なのです。
不動産に関する値段交渉では、よく「50万まけてもらった」「交渉したら20万円値下げしてもらった」なんて話(噂?)を耳にします。
そんなに何十万も値下げしてもらえるものなのでしょうか?
実際に、このように何十万もの値下げ交渉に成功したという方はいらっしゃいます。
みなさん、どうやって交渉すれば少しでも安くなるのか気になりますよね?
そこで今回は、新築物件を少しでも安く買うための値段交渉の方法と注意点について、わかりやすくご紹介いたします。
目次
新築物件って値引きしてもらえるの?

先ほどチラッとお話ししてしまいましたが、新築物件において値段交渉ができるかと言うとできます。
しかし、これはあくまで交渉できる物件もあるという程度です。
つまり、物件数としてはあまり多くはありません。
まあ建てた建築屋さんは、せっかく建てた家がいきなり値段交渉されても応じることはできないでしょう。
まず大前提として、新築物件は値引き交渉が難しいです。
これは、新築物件は人気なので値引きしなくても売れるからです。
売主さんも、売り出し価格で買う人がいるのに、あえて値引きする人に売ろうとは思わないですよね。
「あれ?値引き交渉はできるんじゃないの?」
と思いますよね。
つまり、新築物件の値引き交渉は不可能ではありまんが困難な時期があり、交渉にはコツがあるという事です!
値引きしてもらうための交渉術

近隣の新築物件の相場を調べよう!
同じエリアで同じ新築なのに、金額だけ高いというのはおかしいですよね?
(物件の立地や設備によって金額が異なる場合は別です!)
つまり、このくらいでも売れるかな(売れたらいいな)という金額なのかもしれません。
そのため、条件が似ているのに価格だけ高い物件は値引き交渉がしやすいと言えるでしょう。
交渉するなら3月を狙え!
3月は多くの企業が「決算」の時期を迎えます。
決算時期の企業には、不動産屋にせよ、家を建てて売る建売業者にせよ、「少しでも利益を出したい」「在庫ではなく、現金を会社に入れたい」という思いがあります。
よく「決算セール」なんてCMや車屋の前に旗が立っていたりします。
見た事がある方も多いのではないでしょうか?
少しでも利益を上げたり、多くの在庫を抱えないことで、会社は社会的信用を上げることができます。
そのため、3月の決算時期は「少し値下げしてでも売りたい」という思いが強くなるのです!
そうです!
そのように思わせる3月が狙い目なのです!
ただし!
ここで気を付けていただきたいのが、「3月に完成予定」とされた物件です!
「え?ちょうど決算時期で値引き交渉もできるし良いんじゃないの?」
と思われた方もいるでしょう。
しかし、3月に完成させて売り終えたい業者の思いはその通りなのですが、なんとしてでも3月中に完成させて売りたいために、工事がいい加減になってしまうということがあるからです…
もし、値引きして買った家が欠陥住宅だったら、修繕するのに値引きした分なんて、あっという間に消し飛びます…
良い家を安く買うのが目的の値引き交渉なので、このような家は避けた方が良いでしょう!
現金一括で買う!
現金一括で買うと、なぜ値引き交渉がしやすいのでしょうか?
それは、全額フルローンで買うお金の無い人と、買えるだけの現金が手元にある人とでは、不動産屋の営業の本気度が変わってきます。
どんだけ親切丁寧に時間をかけて接客し、「買う」という意思表示をしていただいても、お金が無い人はローンの審査があるので、審査に通らなければ買いたくても買うことはできません。
しかし、手元に買えるだけの現金がある人は同じ時間をかけても審査なんて関係なく「買う」という意思表示さえあれば購入していただけるので、不動産屋は現金一括で買っていただける人を選びます。
そして、その人に「買う」と意思表示してもらうために、交渉次第では値引き交渉も積極的にしてくれるというわけです。
つまり、間に入ってくれる不動産屋は「買いたい人」よりも「確実に買える人」を選んで全力で取り組んでくれるという事です。
モデルルームに使われた物件を選ぶ!
モデルルームになる物件は、基本的に間取りも良く、パッと見て「欲しい」と思わせるような場所や建物を選びます。
なので、モデルルームを売りに出すときは、他の物件がある程度売れたときなのです。
モデルルームは、客寄せのために作られていますから、後でも売れる立地や間取り、環境のものになっています。
それなのに、早い段階でモデルルームが売りに出されていたらチャンスです!
売主が「早く売りたい!」と焦っている可能性が高いと言えるでしょう。
なので、決算時期と同様に、交渉次第では値引きに応じてくれる可能性が高いのです。
ただし!
モデルルームだった事をお忘れなく!
多くの人が来場し、見学をしているので新古品的な感じになっているでしょう…
新築物件を買う上での注意点

新築物件の購入で注意する点としては、
- あまり強引な値引き交渉はしない
- 焦って買わない
この2点です。
最初にもお話ししましたが、基本的に新築物件は人気が高いので売りやすい物件です。
そのため、あまり強引な値引き交渉は、交渉を受ける側も人間なので嫌がられることが多く、「だったら他の人に売る」となります。
値引き交渉は成立させてこそ価値があります!
なので、強引な交渉は避けて下さい。
また、家の購入は数千万くらいは当たり前の高額な買い物です。
なので、値引きされると、つい「ラッキー!」と買い急いでしまう方もいますが、簡単に値引きが可能になる物件にはそれなりの理由があることをお忘れなく!
相手側から「値引きするから今決断を!」なんて焦らされ、迷っている自分がいたらその場で決断しないという勇気も必要です!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、新築物件を少しでも安く買うための交渉術と、その時の注意点についてわかりやすくご説明いたしました。
少しでも役立てていただければ嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。