一人暮らしを始めるときにすることと言えばなんでしょう?
気になるお部屋をネットで検索したり、周辺の環境を調べたり、不動産屋に行ったりしますよね。
そして気になるお部屋が見つかったら次には何をしますか?
そう!
契約です!
皆さん、お部屋探しをして良いなと思う希望のお部屋が見つかったら不動産屋でお部屋を借りるための契約をしますよね。
今回は、この一人暮らしでお部屋を借りるために行う「契約」に関する知識を、お役立ち情報としてお伝えいたします!
目次
契約ってなんでするの?

お部屋を借りるために契約をしなければならないのはなぜでしょうか?
不動産屋でする契約は、細かい取り決めの書かれた契約書について、借りたい人が納得した上でサインをして取り交わすものです。
本来、契約は口約束だったとしても「有効」なのです。
じゃあなぜ、わざわざ契約書なんか作って時間をかけて契約をするのでしょうか?
口約束がダメなのはなぜでしょう?
ズバリ!
口約束がダメな理由は、大家さんとお部屋を借りる人との間で言った言わないの終わりのない話になってしまうからです。
例えば、ペット不可になっているお部屋で、部屋を借りた人が「大家さんがペットを飼っても良いって言った」と言い出したとしましょう。
当然大家さんは、「そんなことは言ってない!」と言います。
ただ、口約束だけでお部屋の契約を交わした場合、契約自体は有効ですが、内容については言ったとか言わないとか証明できるものがありません。
なので、「ペット不可」の一文を入れて契約書を交わすのです。
そうする事で、トラブルになったときに「契約書にペットを飼うことは禁止と書いてあって、それに同意した上で契約書にサインしてありますよね」と言うことができるのです。
契約書は、言わばトラブルにならないようにするために交わすのです。
契約書にはどんなことが書いてあるの?

お部屋の情報
お部屋がある建物の住所やアパートやマンションの名前、建物の構造、間取り、建物の築年数などのお部屋に関する細かい情報が記載してあります。
設備の有無
トイレやシャワー、洗濯機置き場やエアコンなど室内の設備について、付いているのか、いないのかが記載してあります。
当然あると思っていたものがないと困りますので、キチンと確認するようにしましょう。
費用(家賃・管理費・敷金・礼金)
家賃や敷金、礼金は、入居時の費用として大きく関係しますし、家賃や管理費は、毎月支払うものなので確認する必要があります。
大家さん、管理会社の連絡先
契約書には、お部屋を貸してくれる大家さんの連絡先が書いてあります。
また、その建物の清掃やトラブル対応などの管理を行う管理会社がついていれば管理会社の連絡先が記載してあります。
これは、キチンと確認し、トラブルが起こった時はどこに連絡すれば良いのか確認しておきましょう。
お部屋の解約について
お部屋を出る時は、出る30日以上前に連絡をして下さいなど、部屋の解約についても記載されています。
ほとんどのお部屋が30日前以上となっていますが、まれに60日など日数が違う場合がありますので確認しておいて下さい。
でないと、希望の退去日に解約できず、無駄な家賃を支払うことになりかねません!
なので、注意が必要です。
契約時の注意点

契約書には、いろいろと細かいことが書いてありますし、書いてある言葉が難しいため聞いていても「ちょっとよく分からないし、まあ大丈夫だろう」と思ってしっかり聞いていない方も多いでしょう。
私も宅地建物取引士として不動産屋で働くまでは「契約書なんてどれも同じでしょ。どうせ聞いても良く分からないし、そんなに損することもないでしょ」と思っていました。
しかし!
働いてみて変わりました。
「契約書の中身の確認はキチンと確認しておかないと怖いな…」と。
確認しないでいい加減に聞き流していると、契約書に書かれた内容が通ってしまうので、とにかく注意が必要です!
大切な事なので、契約書は面倒でもキチンと確認して、わからない事があれば説明してくれている不動産屋にキチンと確認するようにしましょう。
内容を理解し、確認した上で契約することは、自分を守るために大切なことなのです!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、一人暮らしでお部屋を借りるために行う「契約」に関しての知識について、わかりやすくご説明させていただきました。
少しでも役立てていただければ嬉しいです。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。